ガチアルミなイタリア車
(2012/10/15(月) 12:41:53)

初めて買うのとは違い、パーツ買換え可能というロードバイクのメリットを生かして、フレームだけ買換えにしたいと思います。 完成車を買うよりも、ホイールやコンポーネント類を買わずに済むので、安上がりなのが嬉しいです。
ガシガシ漕げるリタノフの後釜として今回もアルミフレームにしたいと思いますが、残念ながらアルミ車の殆どが完成車であり、フレーム売りはごく僅かです。
その僅かのネタから見つけてきた1つが冒頭の写真で、Bottecchia Duello(ボッテキア・デュエロ)
いろいろ吟味した結果、後述する“大本命”と共に2モデルに絞り込みました。
(ボッテキアも本命ですが、僅差で大本命に押されましたw)
そこで。 今まで何を吟味してきたか、落選した候補を含めてこの記事でレポしたいと思います。

楽に乗れて、ペダリングにダイレクト感が欲しい。 これを求めると剛性の高いカーボンフレームなのでしょうけど、大抵は非常に高額です。 そこで、硬さのあるアルミフレームにカーボンフォーク(+カーボンハンドル)を基本形と考えます。
できれば7000番台(7005など)のアルミ。 素人の私が乗る分には、6000番台(6061など)と大差はだいだろうと思います。
それでも7000番台を使うというメーカーの気合いを感じます(気のせいだと思いますがw)
写真のボッテキア(本命)はアルミという情報しか入ってきませんが、ネットで探すと、2012年モデルはフレームの裏側に6061というステッカーが貼られており、大きな変更がなかった2013年モデルも、きっと6061アルミであろうと想定されます。
アルミフレームには、全部がアルミの物とシートステーがカーボンのもの(カーボンバック)があります。 硬さという点、価格が安いという両面から、ここは迷わず全アルミにしたいと思います。

ホリゾンタルとは、トップチューブ(メインの横向きフレーム)が水平な状態で、ロードバイクの多くは、後ろ下がりなスローピングです。
硬さをウリにするアルミフレームにホリゾンタルを求めるのが困難な話で、流行も含めて、様々な理由からスローピングが主流のようです。
フレームの三角形が小さいほど剛性(頑丈さ、硬さのようなもの)が増す傾向で、その点はスローピングの方が有利だそうです。
安定を考えて重心を下げる(=BBの位置を下げる)位置に対して、前輪の700Cのタイヤの上のヘッドチューブを繋いだ場合、私の身長(174cm)程度だと、スローピングになるのが自然の様です。 身長が180cmを超えていればまぁ可能? 身長の低い人が700Cに乗ると、どうしてもスローピングになるらしい。(650Cでヘッドの位置を下げるという手もある?)
これを無理矢理ホリゾンタルで作ると、シートポストが極端に短いデザインとなります。 クロモリフレームではよく見る形状ですが、あれはあれで細身のホリゾンタルがカッコイイです。
また、スローピングであれば、サイズ展開の種類が少なくて済むそうで、フレームの価格が下がります。 最近知りましたが、De Rosa(デローザ) のクロモリであるNeoPRIMATO(ネオプリマート)なんか1cm刻みで15サイズもあります。 これで20万円って良心的な価格なのかもしれません。
という事で、スローピングが常識!? 見た目にも、長~いシートポストで後姿がカッコイイ、という結論に無理矢理こじつけました。

トレックやピナレロのようなメジャーブランドの高級車に乗っている皆様、ごめんなさい。 売れるには売れるなりの理由があるのは分かりますが、私は、できればマイナーなブランドが欲しいのです。 メジャーであってもあまり見かけないのが好きです。 街を歩いてて自分と同じ服装の人を見るのが嫌な、あの感覚だと思っていただければ。 自転車の場合、自分の同じ車体とすれ違いたくないです。
(ジャージだけはお揃いが楽しいですネ)
「ボッテキアなんて聞いた事ないよ」という方が多いだろうと思いますが、1926年創業の老舗イタリアブランドで、暫くの間日本に入ってきていなかっただけの様です。 現に、走ってるのは見た事ないです。 これだけでも本命となるには十分な理由だと思います。

どうでもよさそうな条件ですし、結果を見てからの後付けなんですが、同じ買うならイタ車でしょう。 実際はイタリアで作っておらず東洋の某国でしょうけど、細かい事は気にしないって事で。 イタ車と聞いただけで、物欲のテンションが上がります(^^)
これまで何ヶ月もボッテキアが本命であったわけですが、ここで大本命。
Cinelli Experience(チネリ・イクスペリエンス)
前述の「マイナーなブランド」という視点に反して、チネリはかなり有名なイタリアブランドですが、もともと台数が少ないのでしょうか、あまり見かけないような気がします。 「滅多に見ないブランド」としてOKかと。 少なくとも、チネリを頻繁に見かける時代はすぐには来ないと思います(笑)
フレーム材質は7005アルミです。 明らかにスローピングですが、チネリではクロモリを除いて多くがスローピングです。 チネリを選ぶ時点でスローピングとなるのは、ジャイアントと同じ感覚でしょうか。

ボッテキアは、ダウンチューブの絞り方が複雑、かつ、接合部の仕上げが美しい。 フレームの仕上がりがヨイというイメージ。
チネリは、比較的丸に近い(三角形?)断面のダウンチューブは正直好みではないが、色的なデザインがすごくヨイ。 シフト系はワイヤー内臓のフレーム。
これまで調べてきた2012年モデルでは
Bottecchia Duello(ボッテキア・デュエロ)
フレームセット(フレーム+フォーク)
→ 93,450円
カンパヴェローチェ完成車
→ 155,400円/165,900円
Cinelli Experience(チネリ・イクスペリエンス)
フレームセット(フレーム+フォーク+ステム+ハンドル+シートポスト)
→ 84,000円
カンパ・ベローチェ完成車
→ 199,500円
ボッテキアもチネリも2色(白系と黒系)から選ぶところ、写真にある『チネリの白(イタリアンホワイト)』を買おうと、ほぼ決めていました。
僅かに早くボッテキアが2013年モデルをラインナップし、2013年も変更なし。 少し遅れて数日前にチネリが2013年モデルを出してきました。

フレームセットは、左の写真のメロディーレッド。 一見トリコロールを思わせる新色は“メロディレッド”で、フレームセットはこの1色のみとなります。
(ライトサイクルさんの写真を拝借しました)
イタリアンホワイトの当てが外れましたが、メロディレッドはグッとくる色ですネ!
もう1つの新色は“メロディブラック(黒×銀×緑)”で、105完成車(ホイール:R501)で157,500円。 従来のカンパ完成車よりも4万円以上安いです。

(ライトサイクルさんの写真を拝借しました)
むむむ! フレーム:84,000円から差引くと、すごくお買い得ではないかぃ? 完成車として買うには、すごい優れた商品ですネ。 もともと2×10sですから、容易にグレードアップできるのもヨイ。
すっかりチネリの話になってしまいましたが、落選した他の車種をレポしたいと思います。

定価:129,150円(フレーム+フォーク))
完成車だと20万円前後から36万円台までで、価格の幅が広いです。
1年ほど前に目をつけていました。 これもあまり見た事ない自転車だと思いますが(笑)、7005アルミながらカーボンバックです。 昨年のサイクルモードでコッピのブースを訪ねたら「柔らかめ(快適)」と聞きました。 カーボンバックは望んでいないし、13万近くするのは予算オーバーです。 よって落選しました。

定価:105,000円(フレーム+フォーク) ケーブル内臓のフルアルミ車。 完成車では149,100円~
見た目はカーボン車のようですごくカッコイイです。 残念ながら買いたいショップ(ライトサイクルさん)では取り扱っていませんでした。 これからツバメ号と共にメインとなるロードバイクですから、ショップという要素は重要です。 残念ながら落選。
他にSTORCK VISIONER(フレーム+フォーク:107,100円)が気になりますが、調べるにもデータが少なすぎる。
PZ-RACING、HARP、TNI にもフレーム単体はありますが、よく調べていないので省略します。

ただし、前記のチネリのようにコストパフォーマンスに優れたアルミ完成車、または安くて買いやすいアルミ完成車というのであれば、選択肢が広がります。 『完成車を買いコンポを入れ替え、外したパーツはヤフオクで売る』というのもアリかと思います。
人さまから『初めてのロードバイクに手頃なのはないか』と聞かれる事が時々ありますし、もしくは息子が自転車を始めたいと言い出したとか(←言わないと思いますがw)、、お手軽に買えて、しかもお買い得なやつ。
そんな観点から、スペックが良い割に廉価な自転車を何台か見つけました。 具体的には、これら。
〇 Wilier Montegrappa
SORA完成車(年度不明) 90,000円
〇 Orbea AQUA
SORA完成車(2013) 88,200円
SORAフラットバー 73,500円
〇 Bianchi Via Nirone 7 Alu
SORA完成車(2013) 91,350円
〇 FELT F85
TIAGRA・一部マイクロシフト完成車(2013) 105,000円
(F95(2013):6061アルミ・SORA完成車~84,000)
〇 ARAYA EXR Excella Race
TIAGRA完成車(2012) 89,250円
〇 Cannondale CAAD8 7
SORA完成車(2013) 99,000円
〇 KUOTA KORSA LITE
SORA完成車(2012) 99,800円
この1年で調べた結果を書いてみたら、話がかなり反れてきました。
結論。 チネリ・イクスペリエンスでほぼ決定です。 フレーム単体のメロディレッドをもう少し考えてから発注したいと思います。 入手は年末か年始あたりだそうです。(^^)
最後に。
後半の写真はライトサイクルさんのブログ、各メーカーサイトより写真を拝借しております。 版権等で、当ブログでの使用に問題がありましたらお知らせください。 削除、差替などで対応させていただきます。

この記事へのコメント
チネリですかぁ。またマイナーなブランドを選択されましたね。
色使いなんかは、かわいいというか、おしゃれというか私は好きです。
でも取り扱ってるお店が殆どないのがネック。
今回の新しいロードを買う前に海外通販で色々と見てたら、
チネリのエクスペエリエンスが格安で、しかもフレームサイズも
ぴったりのがあったんですよ!
インタマから目ぼしいのが出てなかったらチネリを買ってたと思います。
色使いなんかは、かわいいというか、おしゃれというか私は好きです。
でも取り扱ってるお店が殆どないのがネック。
今回の新しいロードを買う前に海外通販で色々と見てたら、
チネリのエクスペエリエンスが格安で、しかもフレームサイズも
ぴったりのがあったんですよ!
インタマから目ぼしいのが出てなかったらチネリを買ってたと思います。
こんにちは。
読んで、いろいろ為になる記事でした。
リタノフ、残念ですがずいぶん酷使しちやったから仕方がないですかね~
今後、リタノフはオブジェとして活躍?
それとも…東京湾?キャア~~(;´д`)
でも、チネリみるの楽しみっス!
読んで、いろいろ為になる記事でした。
リタノフ、残念ですがずいぶん酷使しちやったから仕方がないですかね~
今後、リタノフはオブジェとして活躍?
それとも…東京湾?キャア~~(;´д`)
でも、チネリみるの楽しみっス!
☆ らすかるさん
ローディーでチネリを知らない人は少ないと思うんだけど、とにかく、あまり見ないんです。 たぶん入荷時期が限られてると思うんだけど、店頭で見る事も少ないから、売られてる感があまりない。 そんなイメージですね。
イクスペリエンスはXS,S,M,L,XLの5サイズで、身長174cmの私がSかMを迷ったくらいです(結果はM)。 イタリア基準なのかな? 全体的に大きめなんでしょう。 背の高いらすかるさんにはちょうどいいかも。
たとえアルミとは言え、このイタリアンブランドがこの価格っていうのは割安だと思います。 少なくとも、リタノフよりはしっかりした物に違いありません(笑・比べる自体が無茶苦茶)
ローディーでチネリを知らない人は少ないと思うんだけど、とにかく、あまり見ないんです。 たぶん入荷時期が限られてると思うんだけど、店頭で見る事も少ないから、売られてる感があまりない。 そんなイメージですね。
イクスペリエンスはXS,S,M,L,XLの5サイズで、身長174cmの私がSかMを迷ったくらいです(結果はM)。 イタリア基準なのかな? 全体的に大きめなんでしょう。 背の高いらすかるさんにはちょうどいいかも。
たとえアルミとは言え、このイタリアンブランドがこの価格っていうのは割安だと思います。 少なくとも、リタノフよりはしっかりした物に違いありません(笑・比べる自体が無茶苦茶)
☆ マツさん
何かの参考にもなれれば嬉しいのですが、廉価モデルばかりですから、初めて自転車を買う方以外にはあまり役に立たない話かもしれません。
競走馬じゃありませんが、リタノフはガンガン乗ってこそ楽しい物です。
残すことなく、今回を持って廃棄(廃車?)とします。 できる事なら、アルミ材としてリサイクルされるところまで見届けたいです。(^^)
これがデローザとかならオブジェにもなるんですけどね~
何かの参考にもなれれば嬉しいのですが、廉価モデルばかりですから、初めて自転車を買う方以外にはあまり役に立たない話かもしれません。
競走馬じゃありませんが、リタノフはガンガン乗ってこそ楽しい物です。
残すことなく、今回を持って廃棄(廃車?)とします。 できる事なら、アルミ材としてリサイクルされるところまで見届けたいです。(^^)
これがデローザとかならオブジェにもなるんですけどね~
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